演算子の優先順位とカッコ
複雑な計算を正しく行うには、計算の「順番」を意識することが不可欠です。算数と同じルールですが、ミスを防ぐためのエンジニア独自のコツがあります。
1. 掛け算・割り算は足し算・引き算より優先される
print(100 + 200 * 2) # 掛け算が先
print(100 - 10 / 2) # 割り算が先
▶ 出力結果
500 95.0
2. カッコ ( ) で優先順位を変える
順番を強制的に変えたいときは、迷わずカッコを使います。
print((100 + 200) * 2) # 足し算が先
print((100 - 10) / 2) # 引き算が先
▶ 出力結果
600 45.0
3. 実務例:割引後の税込価格
カッコのありなしで結果が大きく変わります。
price = 1000
discount = 200
tax = 1.1
# ❌ カッコなし(割引が効かない!)
print(price - discount * tax)
# ⭕ カッコあり(先に値引きしてから税計算)
print((price - discount) * tax)
▶ 出力結果
780.0 880.0
意図と異なる計算をしてもエラーにはならないため、バグとして気づきにくいです。迷ったらカッコをつけるのがプロのコツです。
